いよいよ出国

「自立と共生」について、いろいろ書いてみましたが、通して読むとなんだか散漫になっていて、自分でもうまくまとまってないなぁと思います。でも、まだまだ思うことはたくさんあって、それは全部このテーマにつながっているんだけど、とても書ききれるというものでもないので、もっと継続的に考えていきたいです。
そして、実践もね。
まぁ、とりあえず現在の課題は、うちの夫との「共生」ですか(^^)

じつは、この12日に飛行機のチケットをとってあります。
そ。とうとう行くんですよ、リバモアに。あーあ。不安ですねぇ。もうすぐじゃないですか。
でも、ここは根性で乗り切るしかない(ーー;)
私の状態は、あいも変わらず。調子がいい日も悪い日もありますが、全体として、やはり普通の半分から六割ぐらいしか食べていない。ただ、そのぶん家にじっとしてエネルギー使わない生活しているんで、いますぐどうのこうのということもない、それはそれで安定している、という感じ。こんなだから、向こうに行っても、たぶん、サンフランシスコ見物どころでなく、そういう省エネ生活が続くんだと思います。これはもう長い目でみないと、すぐに治るとか治らないとかいう不調ではないんで、しょうがないんです。で、だいたい症状が安定して、自分なりに対処の仕方がわかってきたら、ここでそんな省エネ生活するのも、向こうでするのも一緒でしょ。そう思って行くことにしたんですけど。ま、夫のことも、一応心配だし、様子を見てこないと(~_~;)

もう三ヶ月ぐらい、ずっと安定剤(抗不安薬)飲んでますが、自律神経って面白いんですよ。普通の解熱鎮痛剤ではあまりおさまらない胃の痛みが、安定剤でスッとおさまってくる。同じ中枢神経に作用しても、なんだか回路が違うみたいなんです。私の飲んでいる薬はわりと軽いものですが、もう自分なりに快適な飲み方を考案してしまいました。食事の前に漢方薬と一緒に飲む。で、効いてきたところで食べると、わりと快適に食べられる。あと、調子がよさそうだと半分に割って飲んでみて、それで効きが悪いようだと残りを噛み砕いて飲む。錠剤を噛み砕いて口の中で粉にして飲むと、効きが早いので。
もー、信じられます? たかが、ものを食べるのに安定剤がいるだなんて。胃の薬じゃないんですよ、安定剤ですよ。自分がこんな変な生活をすることになるなんて、半年まえまで思いもしませんでしたね。胃自体はべつにどうもないんです。あの苦しい胃カメラやりながら、私、この目でカラーのモニター画面をはっきり見てたんですから。自分の胃の中って、こうなってるの、と興味深く思いました。全体的にピンク色につるっとしていてきれいなもんでした。でも、そうやってこの自分の目で見、そのうえ先生からも「なんの異常もないですよ」といわれても、痛いものは痛い。ぜんぶ、神経のせいなんです。だから、安定剤が効く。
こういう病気はいままで見たことも聞いたこともないので、私はこんなのすごく希な病気なんだと思っていたら、けっこういるんですよ、似たような人。同じクリニックで知り合ったまだ二十代前半ぐらいの女の子ですが、経過を聞くと私とまったく同じような感じで、自分でもなんでこうなったんだろうって、不思議がってましたね。症状がそれほどひどくない人は病院にも行かないでしょうし、胃がときどき痛くても、食欲不振が続いても、売薬の胃腸薬を飲んだりして、良くなったり悪くなったりを繰り返してるんじゃないでしょうか。

まぁとにかく、往復チケットなので、向こうへ行ってみて、これでは暮らせないと思えば、また12,3日したら帰ってきます。でも、私はまさかそんなことはないと思ってるんですけど。向こうでの生活より、飛行機に乗るというのが私はむしろ嫌なので。だって、いったん乗ったら、何があっても、もうどうにもできないでしょ。やっぱり、長いこと乗客を拘束することになる国際線には、医師とか看護婦の同乗を義務づけてもいいんじゃないかしら。自分が健康状態に不安を抱えている今だから思うんですけど。
もともと私、飛行機に乗るのは、わくわくして好きだったのになー。特に、地面を蹴るかのように、ふわっと上昇していく瞬間が・・・でも、今はただ不安で(ーー;)
クリニックの先生は、今飲んでる安定剤を二個ぐらい飲んでいけば、大丈夫だろうとおっしゃるんですが。
もー、何にも考えないで、薬でへろへろになって夢うつつ状態で行きたいです。ずーっとうつらうつらしてて、アナウンスが流れると「えっ、もうサンフランシスコ?」そんな感じでね。
このパソコンは、もちろん持っていきます。ホームページも、向こうからなんとか更新していきたいです。なんか、超ローカルな零細ページですけど、それなりにコンスタントに見てくださっている方もいらっしゃるようなので。そうですね。向こうで暮らすことになれば、また新しいコーナーを考えて、いろいろと向こうでの情報なり、思ったことなりを綴っていきたいと思いますので、これからもどーぞ、ごひいきに(^^)


なんのために?

えー、いよいよ出国前日です。
明日のユナイテッド航空のフライトは夕方遅くの便なので、まだ明日の昼まではのんびりできます。もう荷物も詰めたし、これといってすることもないんですが、もともと心配性なのか、何か忘れてるんじゃないかという気分になってきますね(~_~;)
幸い、実家が近いので、空港までは車で送ってもらうことに。かさばるスーツケースを転がして電車でいかなくていいので、助かります。

うーん・・・正直、なんかやっぱり不安です。
海外旅行というと、いつも喜び勇んで出かけていたのに、今回ほど重い気持ちになるときはなかったなぁ。上海で留学するときも、いろいろ不安はあったけど、それを超える期待感がありましたね。やっぱり、体調のせいかしら。健全な精神は健康な肉体に宿るんですよ。しかも、行き先がローマとかパリ、などというならまだ気分も引き立つけど、リバモアじゃーねぇ・・・(ためいき)
私にとってはけっこう身体的にはキツイんで、なんでまた、そこまでして行くのか?って考えるんですが、もう「そこに夫がいるから」という単純な理由と、「ここにこのままいても、何の発展性もないから」ということですね。身体のためを思えば、ぼーっとしていられる今の環境がいいかもしれませんが、なんていうかね、それでは「何も見えてこない」ので、嫌なんだと思います。

夫自身も、いま、けっこうキツイ状況みたいです。
健康は問題ないんだけど、精神的にはね。今回のことで、わかってしまったんですが、彼って、すごい寂しがり。孤独な環境には弱いみたい。そういう意味では、サンディア研なんかやめて、どこかもっと賑やかなところにしておけばよかったのかもしれない。言葉の問題もあるし、疎外感というのはもうどうしようもないですね。最近では、周りに日本人のご家族が少しはいることがわかって、その人たちと交際しているみたいですけど。まぁ、あの調子じゃ、その方たちの存在がなかったら、もっと暗くなってたでしょう。
肝心の研究のほうも、何かと苦労が多いみたいだし。ああ見えても、じつはけっこう神経の細いところがあるんですよねぇ(~_~;)

夫婦って面白いもんで、私はわりと孤独な環境には強いほうだと思います。自分の体調さえよければ。一日じゅう、誰とも話さなくても、べつにどうということもない。寂しいからと、誰かとつきあったり、何かの団体に参加したり、群れたりすることは絶対にしないタチです。実際に私と会ってみたら、一見そんな感じじゃないなと思うかもしれませんけど、そうなんですよ。よく知らない人からは、友達も多そうで、アクティヴに遊びまわってそう、とか思われたりしますけど、実生活はすごい地味な人です。だから、ホームページに日記のコーナーなんかつくると、ぜんぜん面白くないコーナーになっちゃうと思います(^^) でも、いざとなったら、いつでも、自分なりのやり方で社交的になれるし、その環境に割り込んでも行けるんですよ。

話を戻しますが、なんで行くのか?ということは、思えばひとつの実験みたいなもんですね(^^)
体調は悪いが孤独には強い私。身体は頑丈だが寂しがりの夫。二人とも、今現在、それぞれの立場で余裕がない。反対の立場というのは、うまく補い合える組み合わせでもあるし、違いが理解できずに不満が爆発する組み合わせでもある。離れていて、うちの両親やらリバモアの日本人などほかの人たちに面倒を見てもらっていれば、それなりに夫婦としては安定しているけれども、さて、ふたりが一緒になって、お互いの余裕の無さを突き合わせる事態になったら、どうなるか? うまく助け合って共生していけるかどうか?
これはまぁ、ひとつの実験みたいなもんだと思います。
自分も相手も苦しいとき、相乗効果で無用な火花が散らないように離れているのも一案ですが、一緒にいてごたごたしながらもそれを乗り越えていくのが、むしろ理想的といえば理想的ではないですか。
私はそう思ったので、
「なぁ、お互いにしんどいときに、助けあってこそ夫婦というものの価値があると思うねん。それができんかったら、わざわざ結婚なんかせんでもいいやん? ひとりでいるほうが楽やもん」
電話で言うと、夫はいきなり保護者口調。
「ウンウン、その通り。そんなことが言えるようになるとは、いやぁ〜、あんたも成長したなぁ」
・・・何が「あんたも成長した」やのよ。こんなことぐらいはじめっからわかっとるわ。私は、あんたのために言うたげてんのに(ーー;)

とにかく、行ってきます。


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